実践的音楽情報局 SUPER PIRATES

見て聞いて知って得する実践型音楽情報館

★ロックオヤジ!! part13

■No.579■


Hash Redactor / Drecksound

■(2019)■2020年おめでとう!!新年一発目はこちら!!でどろも何もわからずてにしたインディバンド。じつは結構有名なインディバンドたちの集まりで、なんともダークでノイジーなポストパンク。というよりもパンクだ。勢いでつきすすんでいくところなんかがこれ、意外に好き!!というかか、なかなかはまる。まだまだこういう人タイはいるんだよねっていうのがわかってなんか安心した(笑)(taka-zoo)


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■No.580■


Fleeting Joys / Speeding Away to Someday

■(2019)■シューゲバンドは数多くあれどデビュー作がマイブラの新譜よりもよっぽどマイブラとして一気にソールドアウトしたほどの完成度を誇る奇跡のサイケシューゲイズユニットが10年ぶりに突如ネットのみ配信した三枚目。(日本ではCD化がゆるされたけどパッケージが売れることもあるけどまだ配信後進国ってことなんじゃないかと…)なわけど10年たってもやっぱり出来は変わらず。まあマイブラが完成させたわけではないけど、やり方や方法論もおそらく一緒なんだろうね、好きなんだろうけど模してるわけじゃなくてそうなっちゃうってことだとは思う。けどそんな人たちが実際いないからすごいってことなんだろうね(taka-zoo)


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■No.581■


Drugdealer / Raw Honey

■(2019)■ココには何度も名前あげたサイケガレージなインディロック野郎マイケルコリンの別プロジェクトの2枚目。っていうことを実は全く正体も知らないで4年前に1枚目を紹介してることにこれ書いてるときに気が付いた(笑)前回アルバム出したけどライブやりたいから集めたメンバー中心に録音したのが今回だそうで、話題のレトロ兄弟レモンツイッグスもゲスト参加。一言でいうと古いねー!でもサイケやガレージではなくスワンプフォークロック。ほのかにサイケ感が顔を出すけどオールドタイミーな毒の抜けた感は受けはかなりよさそう。実際に日本版も出て視聴機にもばっちり入ってるってことはそういう事(笑)別に無理して古臭くしてるわけでもなく好きな人が好きなことやるために集まって完成させた贅沢なインディ。うらやましいね。(taka-zoo)


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■No.582■


Amy O / Shell

■(2019)■おんなじ名前のジュエリーデザインがあるけどこれはジャングリー界隈でちょっと話題になったSSWエイミーちゃんのソロユニットのようなバンド。もともと宅録でやっててローファイ要素が強いひねくれポップだったから同系列からわすれられがちだったりするんけど、ざっくり見るとガレージ好きの人のほうがアピールできると思う。同時期に出てる女性ソロバンドの中でも微妙な立ち位置になっちゃったとおもうけど思うけどそれが味。これからどうなっていきたいのかわかんないけどこういう初期衝動的な時が一番面白いんだよね〈taka-zoo)


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■No.583■


Teenage Filmstars / Star

■(1992)■いまからちょっと前の時代、ストーンローゼスやニルヴァーナソニックユースマイブラが時代を作り替えるころにクリエイションから突然復活したバンドのシューゲイズサイケの裏名盤。サイケやシューゲやポストパンクなんてちゃんと知らない学生時代に聞いたときに何がサンプリングでどこがカットアップなのかわかんなくて壊れてるんだと思ったくらい驚愕のアルバム(笑)さらにここまでやってもいいんだって教えてくれたのもコレ!!マイブラが3枚目を作ったらきっとこうなっただろうといわれたこともあったのも納得。〈taka-zoo)


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■No.584■


En Attendant Ana / Juillet

■(2020)■いやにお洒落なジャケットだと思ったらフランスのガレージインディバンドでシカゴのレーベルから出るといういかにもステレオラブ、トータス、シーアンドケイクな懐かしさを想像しちゃうけど、これがあながち間違いでもなく(笑)女性ボーカルでジャングリーポップで突然トランペット入ってきて基本歪んだギターが絡んできてシンセサウンドはいって、っていうなんかごちゃまぜなバンド。今の時代らしくキット先入観なんかなんもなくて、偉大な先人の偉業も音楽もなんとなく聞いてて自然にこんな感じになったんだろうね。混沌とした感じが宇宙に連れていかれるんだけど、それがまたきもちがいい。絶対にメガヒットも炸裂もしないんだろうけどそういうところもっくるめてオススメ〈taka-zoo)


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■No.585■


BECK / Hyperspace

■(2019)■デビューしたころは異端児扱いでベックと言ったらジェフベックって言われてたけど今やすっかり大御所。日本じゃ同名漫画のほうが有名だったりもするけどそもそも漫画の題名の由来はこのおひとだからね(笑)本国じゃここまでくるとポップミュージックの天才とまで言われちゃったりして、結果を出した人間はちがうね(笑)かといって一切落ち着くわけでもなく、ファレルウィリアムスとも共演したりして。カタカナロゴにセリカ3代目のもろい80年代なジャケットが時代の微妙な先端っていう独特のセンスをぶち込んできたわけだけど、決して今までの概念をぶち壊すとんでもない作品ではないんだけど聞くほどにじわじわ効いてくる〈taka-zoo)


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■No.586■


Notches / New Kinda Love

■(2019)■たぶん一部のメロディックパンク好きにだけ認知されてたんじゃないかと思われるアメリカのオルタナパンクバンド。3枚目らしいけどついに日本版がでてボーナスが2枚目っていう売りましょう作戦。ってか日本版なんかそもそもないインディなんかしぬほどあるし別にそんなにいうほどのことじゃないけど(笑)で、この人たち相当いかれたテンションでライブのごとくノンストップにアルバムが終わる。それでいてパンクでくくってしまうのはもったいないオルタナロックぶり!しかも一貫して轟音!どこから次の曲になったのか正直わからんほど(笑)でもってドラムや何やらテクもすごいし、正直かっこいい!!METZが出てきたときもそうだったけどこの手の奴らはポテンシャルスゲーな(笑)〈taka-zoo)


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■No.587■


HMLTD / West of Eden

■(2020)■ロンドンのアングラデジタルパンク野郎のデビュー作。アー写が常にコスプレ集団、グラムパンクとか言ったいいのか悪いのか、とりあえずできそうな思しろそうなこと全部やったら、スーサイドばりの凶暴なデジタルパンクになったという感じ。でもデジタルなのに基本がバンドっていうところが少人数のデジタルパンクとは違うし、かといってジーザスジョーンズとかの90年代デジタルロックとも違う。かなり凶暴なんだけどそれでいてお洒落。なんかつかみどころがないところも2020年代なんかもあいれない。個人的には見た目は普通の人たちだったらよかったかなーって思ったりするけど、こんな突然変異したような集団はいったい誰のどんなセンスなんだ(笑)〈taka-zoo)


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■No.588■


Ringo Deathstarr / Ringo Deathstarr

■(2020)■2000年世代に第三次シューゲブームみたいなのが来ていろんな轟音だとかなんとか出てきたなかで最強な若手バンドだったリンゴデススターがさらに進化して帰ってきた4枚目、要するに基本はシューゲマナーだけど別にそこだけにこだわってるわけでもなくときおり音響派っぽかったり打ち込みだったり(笑)セルフタイトルのアルバムは大体名作なんだけどこれもそれだね。大体この手の人たちは2.3枚でネタが尽きてきてしまうんだけどもともと影響受けたのが幅広いだけに懐深い〈taka-zoo)


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■No.589■


Stephen Malkmus / Traditional Techniques

■(2020)■コロナショックの中、日本ではCD屋なんか空いてるわけもなく通販か配信でしか新譜など聞くこともできないインディにとってはなかなかつらい時期にでたペイブメントの頭脳スティーブマルクマスの三部作最終作。前作のテクノからガラッと変わってなんとフォークロック。というかアシッドフォーク。でも一筋縄じゃないのがさすが、しっかり現代版アシッドフォークでロックでオルタナでかなり異質。ベルベッツのようなズブズブ陶酔していくサイケ感といい、これはカッコいい〈taka-zoo)


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■No.590■


The Strokes / The New Abnormal

■(2020)■たぶん世界中が自粛じゃなかったらもうちょっとまともに宣伝できていたと思うストロークスの何年ぶりだろうっていうアルバム。各自が結構ソロでやりたいことはやってたと思うけど、おかげでというかなるべきしてというか実にクール。洗練したというか無駄を削ぎ落したというか1stの衝撃はないけど間違いなくストロークスサウンド。まあこの時にあえてだすところがまさにNEWアブノーマル〈taka-zoo)


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■No.591■


Car Seat Headrest / Making A Door Less Open

■(2020)■一人コツコツ頑張ってた宅録野郎が発展形バンドとなってちゃんとマタドールからだした実質二枚目(本当は個人で自首制作してたやつ入れると10枚くらい出してるつわもの)。現代の宅録の見本となるような打ち込みと生バンドとのハイブリッドな仕上がり。先に打ち込みで作ったものと別個に生で演奏したものを後で合わせてミックスしたらしいけどこれがまたなんとも不思議な空気感でステイホームな力作です〈taka-zoo)


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■No.592■


Fontaines D.C. / Dogrel

■(2019)■2019年に某レコードショップのバイヤーさんの輸入盤のベストに選ばれてた新人さんのファースト。いわゆるポストパンクで結構好き嫌いは分かれるところ。現代版ジョイディビジョンっていわれたりもするけど、歌メロ云々というものはほぼ皆無、でもクールではなくバックはかなりパンク。なんか別に音楽的にどうこういってもしょうがない感じで純粋にカッコいい奴ら、今更なんだけどすっかり持ってることすら忘れてた(笑)〈taka-zoo)


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■No.593■


Jay Som / Anak Ko

■(2019)■2010年代いっぱい出てきたアジア系女性宅録インディロックアーティストの中でもロック系女子は意外に多くて、この人のオルタナシューゲイズなところが個人的に好きなんだけど、これは4枚目なのかな。超絶なテクニックあるわけでもなく、ただこのジャンルが好きで宅録で女子がやってるところがイイね。最初のころは宅録初めたふうのありがちなわかりやすい打ち込みな作風だったんだけど徐々にバンドになって、今ではライブ用にメンバーもいるからオルタナロックバンドといってもいいのかも。基本はシューゲイズ風な歪んだギターサウンドが中心なんだけど技術も上がってレイヤーしてリバーブかけてそれを目立たせないようにしてるのがこのアルバム。なんとなくペイブメント風だったりする瞬間があるけどシンセの効果もあっていわゆるドリームポップになってます。'(taka-zoo)


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■No.594■


Sorry / 925

■(2020)■いかにもUKっぽいといったらそれまでなんだけど、オルタナロックってことなんだけどジャンル不問というかデジタル世代らしく過去と未来が入り混じったまま不穏な感じでただ突き進んでいくデビュー盤。なんでジャケットをこんなUSメジャーのようにしたのかがわかんないけど(笑)デビュー直後シングルは話題にはなっててやっとアルバム出たら世界中で自粛という、狙いなのこれ?でも女性Voっていうのが売れる要素満点。間違いなく雰囲気はかっこいい(taka-zoo)


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■No.595■


Sonic Boom / All Things Being Equal

■(2020)■一昔前にソニックユースやマンチェ勢インディーロックが猛威をふるい始めた頃スペースメン3っていう当時かなり珍しいサイケバンドがあり、シューゲイザーの原型ともいえるカッコよよさだったんだけど、そこで現スピリチュアライズドのジェイソンピアーズと一緒にやってたのがこの人。まさに知る人ぞ知る近年のサイケ界の重鎮。ドローンやったりノイズコンクレートみたいなことやったりバンド組んだりいろいろプロデュースしたりはしてたんだけど、基本は変わらず。ライリーばりなミニマルなループやちょっと古い感じのシンセ主体で浮遊感ありありな展開なんだけどだん盛りで最後陶酔していくところが完全に意識をもってかれますな(taka-zoo)


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■No.596■


The Flaming Lips / Soft Bulletin: Live At Red Rocks

■(2019)■なんでいまさらというタイミングで出た公式ライブ盤。1999年にブレイクするきっかけとなった名盤の当時はシンセや打ち込みでやっていたものを本物のフルオケとコーラス隊とバンドで極上のサイケライブにしたもの。曲順から何から何まで基本的には全部CDと一緒でたしかライブ企画からプロデュース、録音発売まで全部デイブフリッドマンだったはず、むかしの記憶がぶわーっと出てくる感動版です(taka-zoo)


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■No.597■


Wooden Shjips / V.

■(2017)■1960年代後期以降いろんなバンドがひたすらやり続けてる一つがサイケ。人によってイメージする音楽も変わっちゃうんだけど編集技術を用いたサイケポップやヒッピー寄りなセッションだったりハードな轟音に埋もれたり、そんな中でこの人たちは見た目に反してもともとがミニマルサイケから発展していった人たち。それも変わってるけど前に出したソニックブームにプロヂュースしてもらったりして新旧一緒にやってる感じでなかなかどーしてですよ(taka-zoo)


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■No.598■


EOB / Earth

■(2017)■レディオヘッドリタリストの満を持したソロかな。内容はシンプルで基本一人で時折リズム隊とかサポートギターやシンセが入ってくるようなもの。トムヨークがすっかりあっち側に行ってしまってるから逆にレディオヘッドでこういう普通の人がいるんだとむしろほっとしてしまうような出来栄え。とはいってもよくよく聞くとリズムも含めギターのかぶせ方やミックスがかなりマニアックではあるんだけど、とんでもないものを期待してたらちょっと肩透かしをくうかもね(笑)(taka-zoo)


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■No.599■


Stereolab / Mars Audiac Quintet

■(1994)■今更ではあるけど、2020の今や通じもしない渋谷系だのオルタナインディーなどの中でも特殊な立ち位置だったのがこのステレオラブ。今では存在もからんだ人たちもものすごく影響力があるけど、当時はいわゆるお洒落さんの音楽(笑)これはノイズクラウトロックな2枚目につずく3枚目。まだシカゴ音響派と一緒にやる前だからか音も混沌としてロックバンド臭いんだけど、すでにもう独特のシュールさをまとった名盤。とくにこのジャケデザインは個人的にベストテンに入ります(笑)(taka-zoo)


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■No.600■


Prince / His Majesty's Pop Life / The Purple Mix Club

■(2020)■ついにここも各600枚…3枚で1800枚…すごいというかあきれるというか…。まあ記念ですね、ってことで世界コロナ恐慌がつづくなか日本のみで復古された限定シングル集。要はアラウンドザワールド時代のシングルリミックスを集めたもの。パープルレイン、1999とリマスターされ次はサインオブタイムスと来るのでちょうどその間を埋めるようなものではあるけど9分のポップライフが聞きたいかどうか…ファンにはたまらんけどこの辺のファン層がどの位いるんだろう…(taka-zoo)


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■No.601■


Cloud Nothings / The Black Hole Understands

■(2020)■個人的にお気に入りバンドが例のウィルスのおかげで自宅からのリモートで曲を作ってバラバラにパートを録ってセルフで出した4枚目。もともと最初は宅録プロジェクトだったとはいえたぶんリモートなんて初の試み。今までプロヂューサーたてて結構ハードな感じだっただけに1stに戻ったような質感。デモっぽかったりしたりもするけどそれがかえって微妙に面白いよ(taka-zoo)


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■No.602■


Sam Prekop / Comma

■(2020)■時代のせいか、ただのマイブームなのか、シーアンドケイクのフロントマンが一人コツコツ出したアンビエントテクノのようなインストアルバム。でも別に無理にテクノテクノしてるわけでもなく、自慢げにビンテージ機材のみで作ったりとかそういうことも全然してない。シンプルにリズム打ち込んで上物のっけてといったものではあるんだけどなぜか終始ポップ。唄がなくても生楽器がなくてもそれでもあくまでもサムプレコップ。もちろん自主ではなくスリルジョッキーからだし旧友ジョンマッケンタイアーのミックで今までと変わらず例のあの音がします(笑)(taka-zoo)


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■No.603■


NO AGE / Goons Be Gone

■(2020)■なぜコロナ真っ只中で出したのか。狙って出してきたか。とりあえず作ってたし、バンドというよりユニットだからそんなにソーシャルディスタンス考えなくてもって感じで確信犯的なアルバム。アメリカのノイズバンド。毎度毎度お洒落でかっこいいデザインセンスと新型ポストパンクシューゲイズなノイズまみれなロックンロールを鳴らしてくれるけど。。安定ののいずっぷり。基本ドラムとギターの二人だしやっぱりそれがこのノイズまみれなものをうむんだろうけど、ライブとは違ったパッケージ化された編集によるかっこよさが個人的にけっこう好き(taka-zoo)


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■No.604■


Fontaines D.C. / A Hero's Death

■(2020)■ファーストアルバムから1年ほどで作られた2nd。1枚目はポストパンクというよりパンクな勢いでラストまで突っ走って言ったけどこれは緩急つけちゃったりしてかなり人気も出たもんだから成長もした模様。それで1stの勢いはそのままでブリブリ言っててすこぶるカッコいい。なんかしれないけどビジュアルイメージが最近の人というよりも微妙に古い感じなのが本人たちの意向なのかどうか一番の謎(taka-zoo)


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■No.605■


Vanishing Twin / Age of Immunology

■(2019)■ロンドンのモダンサイケバンドとかくくられたりするけど印象としてはステレオラブとかブロードキャストとかと同じ系譜かな?よりシュールになってるというかダダイズムとでもいうか要はそっち系です。結構好き嫌いも分かれるし日本人メンバーもいるからそういう意味でもいろいろヨーロッパのほうが受けがいいのかもしれない。サイケといっても現代版なのでそんなこてこてなことはしてるわけでもないし前述の2バンドが好きだったら一度は聞いてみってくださいな(taka-zoo)


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■No.606■


IDLES / Ultra Mono

■(2020)■名前とは裏腹にかなりいかついUKポストパンクバンドの3枚目、ポストというよりもパンクバンドなんだけど音云々よりも以外にも詩の内容がいいとかそっち方面で注目されてたりもしたんだけど、結構曲者でメジャーとインディーのあいだをぬったようなセンスでそういう意味だとUKっぽいのかな。でもってこのアルバムはあえてヒップホップやテクノの方法でカットアップとリピートを多用したワンフレーズで突き進む不思議なノイズパンク。それでもバンドサウンドという、ライブでやりずれーだろーなーという面白いっやつですぜ(taka-zoo)


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■No.607■


The Lemon Twigs / Songs for the General Public

■(2020)■デビュー当時はニッチポップの申し子的にジェリーフィッシュ再来とか天才とかいわれてた兄弟バンドももはやここまでくると天然で古い奴だっていうくくりにされてしまいそうな3枚目。昔は3枚目が名盤の言われたけど1枚目でとんでもないもの作っちゃったから逆に一緒にやりたいミュージシャンがいっぱいついちゃったという。しかもコロナで発売延期せざるをえなかったという味噌までついちゃって今後名盤扱いされるんじゃないかと思ってますそんくらい相変わらずコテコテな作品です。(taka-zoo)


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■No.608■


Sonic Youth / Daydream Nation

■(1988)■コロナ騒ぎで実際に新譜だって出ないし店にもいかなくなると、きかなくなってた昔のもの引っ張り出したりしてあらためて聞いてみたりして改めて思うのは今でも通用すようする名盤だったってこと!!そもそも88年ってもう30年も前なわけで完全にオールドの部類に入ってたりするんだけど、現在のノイズやパンクやノーウェイブやオルタナなんて言われてるものの元祖でいろんな人に影響を与えた人たちのメジャーデビューするかしないかの時期にゲフィンから出したLP2枚組。終始ノイズと不協和音!当時も今でも全く別物なことやっててラストまでぶっちぎりにかっこいい。素敵(taka-zoo)


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■No.609■


Metz / Atlas Vending

■(2020)■ハードコアノイズパンクなんていうジャンルがあるのかないのかしらんけどそんな表現がぴったりなバンドの4枚目、もともとファーストが評価がたかくて、そのまま1,2,3枚ともプロデューサーはちがうけどどれも基本はゴリゴリのハードコア。いろいろ細かくはなったり構成なども新しくはなってるんだけどゴリゴリなベースと破壊的なノイズはぶれることなく貫いてくる。男らしい!!途中で裏ベスト的なシングル集出してたんでちょうどバンドとしても切り替えなのかと思ったら、全くそんなことはなかったでした笑(taka-zoo)


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■No.610■


The Flaming Lips / American Head

■(2020)■もともとがサイケ集団ではあったけど、マーキュリーレブと、デイヴフリッドマンと遭遇してデジタルな装飾が加わった頃から逆にサイケというよりカラフルなオーケストラをまとったロックバンドになり、結果として周りにはこんな人たちが誰もいなくなってしまったんだろうね。カットアップやらオーケストラやら打ち込みやら日増しにすごくなっていくんだけどこの複雑なオーケストレーションに行きつくのはどのくらい解体してから組みなおしていくんだろうと手間のほうが気になってしまう今日この頃。そうは言いながらも見た目と裏腹にかなり美しいアルバムです(taka-zoo)


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■No.611■


Thurston Moore / By The Fire

■(2020)■元ソニックユース!サーストンムーアの壮大な2枚組ソロ。壮大というとなんだけどいわゆるバンドでの演奏なんだけど要するに曲が長い(笑)つまりそこがいいんだけど、今までも聞いたことがある人はわかるけどノイズをレイヤーしていくというか不協和音が気持ちよくなるまで時間をかけてひたすら繰り返すというか、要するにソニックユースのころから基本は全く変わってない。だけど「同じ元ソニックユースのキムゴードンはノイズアバンギャルドすぎてゆっくり聞けないよ…」って方にはこちらをお勧めします〈taka-zoo)


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■No.612■


Ball Park Music / Ball Park Music

■(2020)■正直日本じゃほとんど知られていない…オーストラリアではアルバムが常に5位以内に入るような有名なバンド(自分も認識全くなかった)これは6枚目。アバランチーズとかスーパーオルガズムとかそっち系の人が好きなら間違いなさそうな人たちなんだけど。一聴するとめちゃくちゃインディ。結構スカスカな宅録な感じなんだけど、サーカウェイブスをもっとポップにしたのかと思いきや時折オルタナな歪みまくったサウンドになったり最近ブームのホーンセクションが出てきたりと全貌がつかめないまま妙に引き込まれちゃうというなかなかいかした人たち。上記のバンド名聞いて「おっ」とおもったらおすすめですな〈taka-zoo)


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■No.613■


THE COLLECTORS / 別世界旅行~A Trip in Any Other World~

■(2020)■しかし長くつずくなー、リズム隊は3代目になったもののデビューして24枚目。われらが兄貴といっていたのに加藤ひさしはもはや還暦。それでいてこの歌声。異常でしょ!前回はかつてメンバーに誘われた甲本ヒロトが唄にでてきたけど今回はシングルがマーシーとはおいしいところもってくるね。これだけ長くネタが続くというか、いくつなってもかっこいいというのはすごいしたいへんなんですね〈taka-zoo)


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■No.614■


FUZZ / Ⅲ (2020)

■(2020)■USの多作のガレージ番長タイセガールさんのハードロックスリーピースユニット.名前のまんまな3作目。ユニットというか単なる趣味の高じた企画もので冗談半分で作ったものだともったら結構マジものだったらしい…轟音サウンドの生撮りの魔術師スティーアルビニに撮ってもらったとかで、かなりガチ笑。基本一発録りでほとんどオーバーダブはしてないところが相変わらず男らしいけど。いわゆるそっち系の人には間違いないっす〈taka-zoo)


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■No.615■


NOTHING / The Great Dismal (2020)

■(2020)■シューゲイズバンドの中でも珍しいゴリゴリのハードコア上がり。見た目はもうハードコアなんで初期は完全にシューゲイズコアとでもいうのか、たぶんノイズまみれの轟音が行き着いた先がシューゲイズという方法論だったってことなんだと思うけど、メンバー変わってこなれてきたからか普通にストレートなシューゲイズになってのかもしれないけど結構それでも大味な感じでかなりかっこいい。最近は個人的にゴリゴリなのがすきだったりしてこういうのが好物なんだけどコロナ渦の中良く出してくれたと思ったらちょうどピーク前の2月ごろとっていたらしい。なかなかのタイミング〈taka-zoo)


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■No.616■


Caleb Landry Jones / Mother Stone

■(2020)■アメリカのシークレットボーンレコードからのコロナ真っ只中にでた新人。個人的にはもう1年近くレコ屋(CD屋)にはいってないんで、試聴機に入ってたようなバイヤーオススメものを取り逃がしてました。この人知ってる人はわかるけど俳優さんです。ツインピークスにも出てました。それが突然音楽に目覚めたのかもともと好きでやってたけど仕事なかったんでつくっちゃったのか事実は知らないけど、よりによってコロナ渦真っ只中の5月に出てたから完成はしてたんだろうね!ジャケもまたわかりやすいけど中身はサイケポップ。しかもかなりストレンジなオールドなもの。決して軽くは聞けない感じ…だからこのレーベルは大好きです笑(taka-zoo)


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■No.617■


Temples / Hot Motion

■(2019)■いっときの60年代風サイケブームが一段落してそんななかでも変わらないスタンスでやり続けてる人っていうともはやこのバンドくらいかなと…(もちろんコツコツやってる人はたくさんいるけど有名になると他の事したり自主制作ですきなことやったりするじゃない。)。要するにエフェクトや機材なんてことはあるけどベースにあることはロックンロールでたまたまむかしの方法論ってだけってことなんだね。これ3枚目かな?衝撃のデビュー作の過度なオリジナルサイケ感は薄れたけど、一回りして原点に返った感じが結構いいんよね。(taka-zoo)


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★キクぜ!!超クールなロックオヤジ養成講座!!

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★目指せ!!激渋ロッケンローラー矯正編(涙)!!

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★あなたの人生を豊かにするちょっとディープなカーステレオライフ!!

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