実践的音楽情報局 SUPER PIRATES

見て聞いて知って得する実践型音楽情報館

★カーステ part12

■No.532■

P.P. Arnold / The Turning Tide

■2017■PPアーノルドって結構謎な人で当時のバンドのバックボーカルにはいろいろ入ってるし、60年代イミディエイトから歌手としてアンドリューオールダムプロデュースでスモールフェイセスバックに従えてヒットもしたんだけど、68年以降名前も聞かなくなっちゃったソウル歌手なイメージなんだけど、イミディエイト離れてからソロとしていろいろセッションしててそれを再編集したソロ三作目。デラニー&ボニーと一緒にやったりクラプトンプロヂュースだったり、でもって方向性が気に入られなくてお蔵入りってなやつを集めて出したらすごいのできちゃったよって感じ。当時出なくてよかったのか悪かったのか今聞いたらすごくいいんだよね(taka−zoo)

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■No.533■

Bubba Thomas and the Lightmen Plus One / Country Fried Chicken

■■ヒップホップ系ファンク系でかなりマニアックなStones Throw Recordsっていうのがあって、そこにいるイーゴンって人が異常なほどのレコードマニアで特に60年代から80年代までワールド物からサイケファンクジャズまで聞いたこともないようなものまでものすごい情報量らしく、その人がこのレコードを世に出すべくNow-Againなんていう復刻レーベルを作ったわけだからこのNow-Againのものはまずすごい!!ってここまでが前置きね(笑)でそこからthe Lightmenなんていう見たことも聞いたこともないのまとめて復刻されたんだけどそのいっぱつめがコレ、編成はジャズだしおいてるところjazzでもスピリチュアルジャズファンクでムーグまで入ってくるてきなまあ説明しなくても想像つくでしょ(笑)まあそのまんまなんだけどかなりかっこいいよ(taka-zoo)

 

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■No.534■

G.T. Moore / The Harry J Sessions

■(1980)■近年の音源発掘のたまもの!SSW,AOR meets DUB なんて触れ書き見たらたまらんでしょ。ちょっと前に日本ではフォーク発掘とかたで復刻したヘロンってバンドにいたギタリストのキングストンでのセッションにダブ処理したアルバム。ほんとはフォークよりレゲエとかカリプソとかそっち系好きだったらしくてのちにそういうバンドも組むんだけど純粋にジャマイカ人じゃないところが西洋の雰囲気もしててぶっ飛ばない程度のダブもイイ感じ。(taka-zoo)

 

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■No.535■

Ann Margret / The Definitive Collection

■■アンマーグレットっていうと女優さんのイメージが強い(といっても代表作といわれてもわかんなかったりする)けど女エルヴィスといわれた立派な歌手。これはデビュー61年から66年ごろまでのRCA時代の2枚組ベスト。一発屋とは違うから今でもサントラからオリジナルアルバムまでいろいろ手に入れられるし聞くこともできるけど、初期のこの時代が一番いいんじゃないかと俺は思うね。実際にエルヴィスのバックコーラスと一緒にやってたわけだしエルヴィス本人とのデュエットもきけるし、最近はこの辺を喫茶店で流れてるようなイージーリスニングなVoものなんて言うみたいだけどなかなかグッときますぜ。(taka-zoo)

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■No.536■

Native Meets Lee Scratch Perry / Black Ark Showcase 1977

■■リーペリーなんて昔は日の目もみなかったけど今やDUB界の生きる伝説だし幻だった作品もいろいろ復刻もされて希少性もなくなってきちゃったけど、そんな彼が自分で立ち上げたブラックアークスタジオに火をつける直前の過渡期。完全に熟してイっちゃってる頃の作品。特にこのNATIVEとやってるセッションは神がかりというか悪魔的というかズブズブ。ホントの意味でのサイケデリック(笑)(taka-zoo)

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■No.537■

Big Jim Sullivan / Sitar Beat

■(1967)■60年代から活躍しトムジョーンズのバックでも演奏してるUKのセッションギタリスト。ジミーペイジの師匠として知ってる人も多いかもね。そんな人が60年代サイケ全盛時代に一番ヒップな楽器になったシタールをいち早く弾けるようになってこんなアルバム出したっていう代物。一部マニアしか知らないだろうね。要するにシタール中心のカバーアルバム。今でいうサイケロックの有名曲のカバーが中心ではあるけど、こういう人たちって結局シタールというよりインドに傾倒していくんだろうね。アルバム全体にタブラとシタール。それで最後にはラーガになっちゃうっていうやつ、beatなんて名目なんだけどさすがにこれで踊るやつはいねーって(taka-zoo)

 

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■No.538■

Heat Wave / Hot Hot To Handle

■(1977)■ヒートウェーブと聞いて曲名が浮かんだらモッズ。この人らが浮かんだらディスコ世代。日本のバンドが浮かんだらパンクめんたいロック世代っていう位w名前としては最高な響き!で、これはディスコブームにのっかってヒットも飛ばしたディスコファンクバンドの1st。バンド名はマーサ&ヴァンデラスからとってるんだけどね)ジャケの爽やかさとは裏腹に相当濃いメンツっていうやつwちょうどサタデーナイトフィーバー公開とかぶってるしディスコブームに乗っかったわけだけど変にデジタル時代に突入する前のこのころのはおっさんには気持ちいいもんなんだよねきっと(taka-zoo)

 

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■No.539■

Yves Tumor / Safe In The Hands Of Love

■(2018)■このディスクガイドを書き始めころまだネット普及しないから誰かにCD教えてもらわないとどんなものか全然わからなかったんだけど、かれこれあれから10年以上今や逆にCDなんか買わなくなってきちゃって配信があたりまえ、逆にその人が誰かわからないという時代に…そんな時代でも昔から変わらずとんがってるレーベルwarpからの気味悪い新人。ワープから出るってことは今やジャンル分け不能なわけなんだけど宅録R&B風な装いなんだけどテクノでもダンスでもノイズでもロックでも全部の要素がちりばめられたとでもいうのかな。なかなか聞くことなさそうなんだけどこんな時代だしネットで見つけて聞いてみてよ(taka-zoo)

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■No.540■

Afrodesia / The Afro Soul-Tet

■(1968-1971)■再発したとき何にも知らないで視聴機で聞いてこりゃいいねーって買ってたんだけど、レアグルーヴ界隈ではこのアルバムが相当話題だったようで、プライベートプレスで1000枚くらいしか作らないで配ってたというようなものだったらしい。中身はスピリチュアルだとかファンクだとかいろんな要素がはいってるのはまちがいないけど要はバンド名があらわす通りアフロJAZZ。プライベートなだけあって幾分音質に難ありって感じではあるけどそれをひっくるめていい感じ。まだちょっと季節は早いけど真夏の夜のジャズってなもんだね(taka-zoo)

 

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■No.541■

Gloria Scott / What Am I Gonna Do

■ (1974)■アイク&ティナタナーのバックコーラスアイケッツで活躍の後に唯一ソロで出した名盤。プロヂュースはあのバリーホワイトだし悪いわきゃない。ちょうどディスコブームでソウル界隈が盛り上がってるころの一番いい時代のあの音が聞けるんだよね。が、それなのに再発してはすぐに廃盤になるという、まあよくある話。しかしネットが中心になった今、気になったときに買わないとなくなっちゃうよっていう人がどのくらいいるんだろうね。そんでもってこの辺のカタログをまとめて再発するなんていう日本もマニア大国なもんだね。それを見つけてよろこんで買う自分もマニアなわけだけどね(taka-zoo)

 

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■No.542■

The 8th Day / The 8th Day

■ (1971)■同名のバンドも結構いるけどこっちはインヴェクタスが誇るデトロイトソウルグル―プの1stにして幻とまでいわれてた名盤。このレーベル全体に言えるんだけど個人的になんでこのジャケットデザインなのさwっていうのが結構あって、これもそのひとつ。Pfunk先取ってなもんなんだけどまあアルバム自体は全然そんなんじゃなくて普通にソウル好きだったら間違いなくGOODなんだからそれはそれで有りってことで見た目に負けたらだめってことだね、 オススメっす(taka-zoo)

 

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■No.543■

Kiki Dee / Great Expectations

■ (1971)■エルトンジョンとのデュエットでヒットを飛ばして有名になったんだけど、その前に初の外国人歌手としてソウルの名門モータウンと契約してたっていうの以外に知られてないところで、その時出した通算ではまだ2枚目のアルバム。ユニオンジャックにうめつくされてモッズ臭すごいけど結局これは爆発もせずその後迷走してエルトンジョンに見いだされてイメージがロック寄りなことになっていっちゃうけど、伊達にモータウンと契約はしなっていうのか、初めて聞いてもオールドのモータウンのものとしてなんの遜色もないしソウルフルな歌が堪能できるしこっちのほうが好きって人だって絶対に多いんじゃないかな。(taka-zoo)

 

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■No.544■

Soulful Strings / Paint It Black

■ (1966)■カデット版ファンクバンドとかいわれたらそれは聞かないと損するッて思うのはごく一部のマニアな人だけになっちゃってる今日この頃。要するに当時腕利きバックバンドがヒット曲をインストカバーするといういまじゃすでにやらなくなった企画もの。いろいろこういうのはあるけどたぶんこの手のジャンルでレコードにまで出したのはこれが初めてなんじゃないかな。中身は今では喫茶店のBGMにも流れないようなイージ―リスニングモノなんだけど、何周回ってもこのジャンルは浮上してこないけどこんなものが当たり前に復刻される時代に感謝!!(笑)(taka-zoo)

 

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■No.545■

The Supremes / Produced And Arranged By Jimmy Wwbb

■ (1972)■転売人気のファッションブランドじゃなくてwwモータウンの看板グループというのはしられてるけどこれはあのダイアナロスがいたときじゃなくて彼女がソロになってから新生シュープリームスになってからの作品。たぶん(もちろんずっと活躍はしてるんだけど)アルバムとしては終焉期とでもいうのかな、これは見つけたら聞いてくれっていうレア盤。なんたってあのジミーウェッブがアレンジ、プロデュースした作品。それまでのゴージャスなものではなくてかなりアコースティックな思った以上にしっとりとしたアルバムなんだけどそれでもシュープリームらしさは健在といった感じでこれは好きな人にはオススメ(taka-zoo)

 

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■No.545■

Marianne Faithfull / Come And Stay With Me - The UK 45s 1964-1969

■■タイトルの通りなんだけどUKの歌姫&女優の彼女がデッカからだしてた全曲網羅復刻盤。このレーベル過去にもレーベルごとのガールポップ集も出しててそこにも数曲はいってたんだけどさらに掘り進めたやつだね。とにかくリマスターで音も良いし、当時の雰囲気そのままに全曲聞ける時代が来るなんてすごいことなんだよ全く!!しかしまぁ世界中のどれだけの人がこのCDに熱狂してるんだろう(笑)(taka-zoo)

 

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■No.547■

Comet Is Comingwe / Trust In The Lifeforce Of The Deep Mystery

■■なんかいかにもなイラストのジャケットだししばらく知らん顔して聞きもしなかった(笑)いつもなぜかロックコーナーにあることが多いけどサックス、ドラム、キーボードの3ピースジャズバンドでメジャーデビューがコレ。フリージャズの名門インパルスからの新譜!!スペースロックインストバンドといったおもむきでインディで出たときはエレクトリックとかクラブ系から話題になったようで、つまりそういう世界観なわけだけど、コンセプト的にはよくあるものだけどここまであからさまに堂々とやられたら褒めるしかないね(笑)(taka-zoo)

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■No.548■

Earl Van Dike And The Soul Brothers / That Motown Sound

■(1965)■モータウン好きな人ならきっと知ってるであろう名キーボーディストアールヴァンダイクのソロ2枚目だったかな、当時のモータウンを支えたバックバンド引き連れて当時のヒット曲をインストで聞かせてくれる至福な1枚。こういったものが50年以上たってから聞けるようになるなんて、時代もかわったもんだよまったく。うれしい限りだね(taka-zoo)

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■No.549■

Jack Adkins / American Sunset

■(1984)■2020年も目前になって時代的にいちばん中途半端な時代になってしまって、個人的にも一番きかなくなってしまった80年代、そんなときにまさに誰からも見向きもされないようなものがひっそり出ていたというニューエイジEEWなAORモノ。ロックでサイケでバレアリックっていう謎の空気感。ルーリード+レオンラッセルなんて言われ方もしてるみたいだけど、確かにそんな感じ。で、結構気持ちいいからやっと今の時代にになってははまってるんじゃないのかな。ちょうど時代が追い付いた感じだね。(taka-zoo)

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■No.550■

Mandre / Mandre

■(1977)■ダフトパンク元ネタジャケットでおなじみ(だと思ってる笑)フランクザッパと親交有ったというマンドレのモータウンからの唯一のアルバム。基本ディスコものなんだけどシンセ全開でスぺイシーとかいう次元は超えちゃてる。たぶんここがオリジナルになるんだと思うけどそれこそ後のダフトパンクとか相当影響あたえたんじゃないのかな。といってもそこはモータウン。あくまで基本はソウル。全部シンセにしないで生楽器プラス電子楽器の組み合わせが絶妙!これはなかなか気持ちいい(taka-zoo)

 

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</table ■No.551■

Scherrie & Susaye / Partners

■(1976)■ロック以外にも各ジャンルで30年が過ぎたあたりから復刻リマスターされていくんだけどいかんせん膨大なもんだからなかなかレーベルごとにすべてとはいかず、レアだ幻だなんだといわれてたものから全貌が明らかになっていったわけなんだけど、これもその一つになるのかな。後期シュープリームス3人のうちの二人でだした唯一作。時代もあるけどいわゆるディスコソウル。好き嫌いはあれど悪いわけないし、シュープリーム好きだったら間違いはない。80年代目前だけどさすがそこはモータウン。ジャケもぐっとくるし、ツボはしっかり押さえているね。いやー名まさにかくれた名盤ですよ(taka-zoo)

 

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■No.552■

Chantal Goya / 乙女の願い

■(1964-67)■60年代のフレンチポップブームって後々の影響力もあってなんか引き寄せられるんだけど、そんな時代に当時フランスギャルと人気を二分してたというのがこのシャンタルゴヤ。これは初期EPをまとめて再発したベスト盤的なやつ(オールディーズレコードさん流石痒い所に手が届く)。もともと女優さんだし日本版はこのジャケットの乙女3部作と言われる3枚しか出てなかったみたいですっごい有名人ってわけじゃないみたいだけどこれを待ってた人krっこうもいるみたいだし、いわゆるイメージするフレンチポップというものを間違いなく堪能できるよ。しかしめちゃくちゃかわいいね(笑)(taka-zoo)

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■No.553■

Lee Perry & The Upsetters / Return of Django

■(1969)■リーペリーといえばダブの鬼才といったイメージが強いけど、まだダブに手を染める前、レゲエスカブームの最中UKのトロ―ジャンにいってだした全編インストの2枚目。オルガンが効いたスカビートでヒットもした初期傑作。そのむかしこんなジャンルは知らなかった俺でも聞いたことがあったくらいだからこ相当売れてたはず。もちろんアナログマスターだしシングルが多いジャンルだから曲だけあつめたベストとかコンピとかはでるんだけど、こうしてオリジナルアルバム聞けて紹介もできるとると嬉しくなる。今では○○チューブで聞けたりするけど当時存在知ってても聞くことできなかったんだからね(涙)(taka-zoo)

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■No.554■

Esther Phillips / From A Whisper To A Scream

■(1971)■個人的にソウルの人だったけど実はジャズVoくくりだと後で知りました。まあそのくらい有名な、R&B部門でグラミーにもノミネートされた傑作。ジャズ系レーベルのおかげで、レーベルメイトが総出でバックを務めてるんだけど、アイアート・モレイラコーネル・デュプリー、エリック・ゲイル、リチャード・ティーバーナード・パーディetcってな具合にそうそうたるメンツで一人一人でここに紹介できそうだし、悪いわけないでしょ(笑)この年のグラミーはアレサ・フランクリンだけどその彼女に自分よりも彼女が最優秀っていわせた作品がコレっす(taka-zoo)

 

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■No.555■

Marvin Gaye / You're The Man

■(1972)■マーヴィンゲイといえば71年のファッツゴーインオン。知らない人でも聞いたことgはあるくらい大ヒットしてるけどその翌年、満を持して出したシングルが売れ行きも思ったほどよくないとう理由だけでお蔵入りしたまぼろしのアルバム。売れてる人は違うねー(笑)もちろん出来が悪いなんてことはないし、確かにいわれてみるとシングル映えするようなものではないけど、今の時代だったらそんなこと関係ないしむしろこの時代のもののほうが良い!!とくにアナログでゴージャスなレコーディングのピークだし、モータウン60周年節目でやっとリマスターして発売してくれた事に感謝(笑)。(taka-zoo)

 

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■No.556■

Jon Appleton & Don Cherry / Human Music

■(1970)■言わずと知れたフリージャズトランペット奏者がシンセ奏者(キーボーディストじゃないところがポイント)と共同名義であのフライングダッチマンから出した、同年代の作品と比べるとかなり異色なフリージャズというよりミュージックコンクレート。シンセだから近未来とかそういう図式で聞いたんだけどそっちじゃなかった(笑)相当好き嫌いは分かれると思うけどフリ―ジャズとかモンドとかこよなく愛する人にはうってつけかな。まあそうはいってもあのフライングダッチマンから出てるんだしだめなわけじゃないんだよー(笑)(taka-zoo)

 

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■No.557■

Arthur Lyman / Taboo - The Exotic Sounds Of Arthur Lyman

■(1958)■エキゾチカの代表といったらマーティンデニーとアーサーライマン。いわゆるモンドミュージックの一つだけどムーグなんかは皆無。神秘の楽園のイメージ音楽とでもいうのかなホテルラウンジのBGM的なものではあるんだけど。当時の西洋人のもつ東洋のイメージ音楽の原型を作った人たち。そんでもってマーティンデニーの楽団でハワイのホテルラウンジでヴィヴラフォン弾いてたのがこのライマン。これはその1stになるんじゃないかな。昭和40年代、加藤茶でおなじみのタブーをqなんとも神秘的にやってます(笑)日本の旋律も入ってきたりしていまきいたら結構シャレオツですぜ!!(taka-zoo)

 

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■No.558■

Khruangbin / Hasta El Cielo (Con Todo El Mundo in Dub)

■(2019)■もともとはロックバンドのくくりのひとだけど、そもそもがワールドミュージック。タイファンクから中近東、トルコサイケまで取り込んだ異空間スローファンクバンドの2ndアルバムを丸々ダブにした編集アルバム。ベースの女の子がベースの練習で聞いてたのがレゲエだそうだし、シングルではダブミックスとか出してるから珍しくはないけど、このアルバムはダブの重鎮サイエンティストにお願いしちゃったっていうから聞き逃せないでしょ。現代版のON-Uサウンドとかじゃなくてそっちに行くところが、イヤーゆるくていいね(taka-zoo)

 

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■No.559■

Kit Sebastian / Mantra Moderne

■(2019)■おもわずなんだこれ?ってなった謎のユニット。なぜかブラジル音楽のところで視聴したけど実際にはトルコ歌謡?全体にトロピカリア?雰囲気はゲンズブール。音響はUK。これを辺境サイケと言ってしまったらそれまでなんだけど変に洗練されてて、サイケとくくるのはちょっとどうかな。基本はロンドンとフランスで活動してる人がトルコ人の女性を巻き込んだ結果こんななりましたってことのようで。ドラムとベースこそいるけど民族楽器やらウーリッツァーやら、風貌だけでもうGOODでしょ。(taka-zoo)

 

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■No.560■

Gregory Isaacs / Mr. Isaacs

■(1977)■今は亡きレゲエ界のレジェンドの一人、グレゴリーアイザックスの名盤!最近のレゲエとか聞いてる人にとってはなんだこれって思うんだろうけど個人的にはここが一番。なかなかせつめいのしようがないんだけど、そのむかしは聞きたくてもジャマイカのレコードなんか手に入んないし、みつけてもボロボロだし(笑)CDなんか出てたとしても音悪くてとてもサウンドシステムなんてもじゃなくてスカスカだし(笑)何回か復刻もされてるけど2019年にリマスターで同DUB盤も併せて復刻されたんで聞くならいま!!(taka-zoo)

 

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■No.561■

The Soul Explosion / Soul Fire

■(1968)■ドイツの正体不明なソウルファンクバンド、唯一のアルバム。どこの誰がみつけたのかもわからないしかなりジャケットもダサめだけど、レアなのは間違いない。ドイツに駐留していたアメリカ軍のバンドがアメリカでレコーディングしてたのをドイツで出したんじゃないかとか憶測だけはいろいろあるんだけど中身はソウル中心なのはもちろんだけどスライっぽかったりドアーズっぽかったり、サイケファンクなものまで流行りものがつまった内容からしてどう考えてもドイツ人じゃないし、かなり面白い中々のおすすめ品。(taka-zoo)

 

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■No.562■

The Cake / The Cake

■(1967)■最近のバンドのケイクじゃなくて!!大ヒットがあるわけでもないのにDECCAから2枚もアルバムを出した3人組ガールポップグループ。1stのジャケットも2ndアルバムのジャケットもダークなゴスロリ系で相当カッコいいんだけど、ガールポップにはおもえない(笑)実際の内容はスペクターサウンドありの極上なガールポップサウンドなんだけど、パフォーマンスが相当奇天烈!めちゃくちゃかわいいのに直立不動で無表情なVoのわきでぐりぐり踊る謎の二人(笑)。当時のロッカーからは人気があってジミと一緒に写真撮ったりもしてるし、ドクタージョンにアレンジしてもらったりそういう力関係も2枚のアルバムが出せた理由かもね。結構ガールグループ好きにはおススメ(taka-zoo)

 

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■No.563■

Sister Audrey / Populate

■(1991)■UKからMad Professorのプロデュースでレゲエ界の歌姫がだした唯一のアルバム。もちろんラヴァーズロックの部類ではあるんだけど例のごとくデジタルダブ処理もわすれてない。どっちつかずな印象もあるけどこういういろいろあるのがこの時代のアルバムの魅力。ニュールーツとはよく言ったもで後のサンドラクロスの傑作アルバムよりも全然前にすでにこの世界ができてたんだと実感できる(taka-zoo)

 

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■No.564■

Sister Audrey / Populate

■(1974)■soulディーバのチャカカーンが在籍してたファンクバンド。というかチャカカーンに参加してもらったバンドというのか微妙だけど全米4位にもなった2枚目。もともとはアメリカンブリードっていうソフトロックバンド出身者で結成してアースとかアイズレーとかファンカとかスライとかもそうだけどファンクソウルロックがまざったまだ未完なミクスチャー時代のもの。そこにchakaがうたうっていう豪華な組み合わせがなせるわざ。ようするにディスコでまとめられちゃうやつではあるんだけど時代とともに自然に発生して進化しながら別のものになっていく過程で生まれた異色のバンドだと思うね(taka-zoo)

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■No.565■

Miles Davis / Rubberband

■(2019)■今は亡き帝王マイルス、35年を経てついに日の目を見たまぼろしのアルバム。といっても一部は没後すぐに出したアルバムDooBupに転用されてるんでそれの続きといってもあながち間違いじゃない。一応セッション自体は名盤TUTUの前のものでワーナーに移籍していきなりTUTUが生まれたわけではないというのがわかる貴重な記録というべきかな。音自体は80年代のあの感じなんで決して新しいものではないからそこは好き嫌いが分かれてくるとは思うんだけど日本のライブアンダーザスカイ出演のマイルスにグッと来ていた人にはたまらんよきっと〈taka-zoo)

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■No.566■

Aina / Lead Me To The Garden

■(1980)■久々に視聴して、なにこれ?だれ?っていうやつね(笑)もともとこの時代のものってあんまりきかなかったりもするんだけど、しかもハワイアンAORとか何それっておもうじゃない(笑)要するにサーファー二人で組んだサーフミュージックってことなわけだね、でもこれがすごくイイ。ハワイアンAORと言われてはいるけども元あるスリックギターとかゆったりしたハワイアンミュージックにサーフロック掛け合わせたらこんななっちゃったって感じの奇跡の一枚!オススメです〈taka-zoo)

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■No.567■

Francoise Hardy / Tous les garcons et les filles

■(1962)■元祖イエイエで往年のアイドル、フランソワーズアルディの記念すべき1st。大ヒット男の子女の子をタイトルにまでしたアルバム。中々フランス語圏の人が英語圏とか日本とかでブレイクってしにくいんだけど、今活躍してる往年のあアーティストにまで影響を与えるほど絶大な人気だったのは間違いない。なんだっろうね、とにかくかわいい(笑)〈taka-zoo)

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■No.568■

Tradition / High Risk Dub

■(1980)■ちょっと前にこの人たちのスペイシーメロウダブアルバムが復刻されて急にバンドが世界的に認知されたわけなんだけど、そのおかげかすべてのアルバム2019年にCD復刻。タビーとかペリーとかマッドとはちがって自分たちがもともとスタジオのバックバンド。プロヂュースはされる側の人でUKメロウルーツレゲエをバンド。で、その音源使ってダブアルバムも出すというスタイル(といっていいと思う)。これは77年にインディで出したデビュー盤。これ聞くと生バンドでダブをやるという片鱗が見える。ジャンル的にもなかなか表舞台で誰でも聞けるようにならないものだとおもうし、80年代のメロウレゲエとかダブ好きな人に絶賛オススメします。〈taka-zoo)

 

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■No.569■

Clara Mondshine / Memorymetropolis

■(1983)■ジャンル的にプログレなドイツテクノ的な後期アシュラテンペルのようなことしてる人はほかにもいた!って思ったらそれもそのはずクラウスシュルツのレーベルから出してた人だった。これは3枚目らしい。ジャケットに移ってるシタールみたいなのは全く関係なくて純然なるシンセミュージック。1stはかなりドローンだったり瞑想な感じらしいんでこれが一番リズミックだというんで聞きやすいかも。その手のが好きなら間違いない!!でもそんな人が何%存在するのかはまったくわからない(笑)〈taka-zoo)

 

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■No.570■

V.A. / Radio Verde

■(1983)■何度かここでも紹介してるけどアフリカの小さな島国、カーヴヴォルテの発掘音源集。なぜアフリカでもこの島だけが異様な音楽の発展をしてるのかわからないけども、ヴィンテージなシンセにサイケなギタとアフリカンファンク、完全なるレアグルーヴなんだけど、ひたすらに気持ちいい。この国だけで何度もCD化されてるのもうなずけるところ。すぐに廃盤になっちゃうだろうか気になったら即買いしても損はないっすよー〈taka-zoo)

 

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■No.571■

Gaby Moreno & Van Dyke Parks / !Spangled!

■(2019)■あのヴァンダイクパークスが連名で名前を出すアルバムなんてブライアンウィルソン以来か?2020年を目前にしてたぶん今一番豪華で一番ビンテージな作品。バックは全編フルオケ。おそらくほぼ一発録音。Gaby Morenoって人はそもそもはSSWで多言語で様々な地域の唄を歌ったりする人なんだけどたまたまヴァンダイクパークスと一緒にやったことがきっかけでそれが発展してこのアルバム作ることになったらしい。もちろんアレンジは全部ヴァンダイクパークス。そんでもってかれの一声でゲストも多彩。往年のポップスファンからオールディーズマニアまでおすすめ、桃源郷ですな〈taka-zoo)

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■No.572■

Battles / Juice B Cryp

■(2019)■もはやジャンル不明。どこで紹介するか考えてたらここになりました(笑)もともとエクスペリメンタルロックだのマスロックだの言われてた頃のとは違ってメンバーが2人でドラムとキーボード、しかもレーベルがテクノ界の名レーベルワープ。使ってるものはシンセとドラムとギターなんだけど、人力テクノのようでフリージャズ、ダンスミュージックでもなくゲームミュージックでもなく踊れないわけでもなく、でもって流れると気持ちがイイし、だからってじっくり聞くより流し聞き。きっとこういうのが新時代の民族音楽なのかもしれない〈taka-zoo)

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■No.573■

Sudan Archives / Sudan Archives

■(2018)■いろんな音楽誌や音楽サイトも絶賛。StonesThrowが全面バックアップしてるの鬼才。これは今までのEPを集めた日本向け特別編集版だけど。似てる感じだとジョージアンマーロウはヒップホップ側に、エリカバトゥはニューソウルにだけど、この人はR&B+アフリカ+エレクトリック。前にここでも紹介してたカリンバのベベウだっけかな?影響受けたとかで全編にアフリカのミニマルビートがうごめく中でバイオリン弾きながら歌うといったもの。異空間。ねらって新しいことしたいとか才能とかなんかじゃなくて天然に好きでこれ!こんごどういうほうこうにいくのかわかんないけど変に型にはめないで好きなことを好きなようにやらせてあげてほしいと思う今日この頃。〈taka-zoo)

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■No.574■

Sandie Shaw / Me

■(1965)■スウィギンロンドンが生んだ歌姫のデビューと同年に出たセカンドアルバム。1stアルバムもそうだけどシングルヒットがいっぱいある人気者なわけだから、1stと2ndがあればもうそれで初期コンプリートベストとも言っていいくらい(笑)1stも映像もかわいいんだけどなんでこのジャケットはこんなおばさんぽいんだろうと思ってしまうほど渋い。内容的にも1stに入りきれなかったものがこっちにあるってかんじなんだけどそういうところがまたわけですよ。mでも名盤です〈taka-zoo)

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■No.575■

The Lost Generation / The Sly, Slick & The Wicked

■(1970)■個人的にソウルには精通もないし詳しくもないんだけど一部の年代のごく一部のものにはきゅみをひかれたりしててこれもその中の一枚。といっても珍しいものじゃないし名盤。わずか5年で2枚しかださなっかけどヒット曲も生んでるわけで、テンプスのサイケソウルと同時期だかしサイケなジャケットなんで同類かとおもってきいたんだけど、実は全然違う。そんな知らない俺がきいてもかっこいいと思うんだkら単純にこれは良いね!!ってなもんだ(笑)〈taka-zoo)

 

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■No.576■

Blinky / Heart Full Of Soul: The Motown Anthology

■■今週の3枚はすべて2019に初出のもの。これも同じくモータウン60周年のキワモノともいうべきもの。ソロというよりセッションとかバックやデュエットでの作品が多かったはずのブリンキーが初ソロでレコーディングまでして完成もしてたのに未発売お蔵入りになったアルバムを復刻!まあこういう人はモータウンに限らずいっぱいいいるんだろうけど、予算の問題や出来が悪いとか素行不良でもなんでもなく単純にタイミングが悪かったんだろうし、しかもそのまま時代遅れになって発表機会を見逃したとでもいうんだろうね。なんたってものすごくよくできてますから。ちゃんと60年後には日の目を見たんで間違いない。〈taka-zoo)

 

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■No.577■

Stephen Whynott / From Philly To Tablas

■(1977)■くわしいことはなんもしらないんだけど、なんとなく手に入れて、聞かずともずっと引っかかる人。これはたぶん自主制作の1st。そもそもSSWらしいけどメロトロンとか多用しててまったりとしたニューエイジフォークとかプログレフォークとかいうのかな。なんか特別すごいわけじゃなく、そのたたずまいが個人的にひっかかるといったもの(笑)こういうのをたまに紹介しないと偏屈さがつたわらないんじゃない(笑)〈taka-zoo)

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■No.578■

Georgie Fame / The Two Faces Of Fame

■(1967)■今年最後はコレ。ハモンドB-3でMODSを熱狂させた男のCBS時代の名盤。どのアルバムもカッコいいしどれも名盤なんだけどジャンルとしてもいろいろやってたりして、これはジャズ要素高目なビッグバンドをバックに演奏するliveとスタジオ録音をAB面で分けたスウィギンロンドンな1枚。ソフトロックやソウルロックなのももちろんいいけど、こういうジャジーなものも素敵。唄声は知る人ぞ知るあのなんとも言えない独特の声だしもろジャズボーカルではないから物足りないひともいると思うけど、これが当時は最高にモダンでシャレオツな一枚なわけですよ。(taka-zoo)

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★キクぜ!!超クールなロックオヤジ養成講座!!

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★目指せ!!激渋ロッケンローラー矯正編(涙)!!

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★あなたの人生を豊かにするちょっとディープなカーステレオライフ!!

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